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カホンの構造を自作キットで学ぶ

構造も何も、前にも書いたがこれはただの木箱だ。「cajon」=スペイン語で「箱」だ。アフリカから新大陸に連行されてきた黒人奴隷たちが、暴動を恐れた白人たちに、通信手段ともなりうる太鼓を取り上げられ、仕方なくタンスの引き出しや荷物の空き箱なんかを叩いていたのがルーツとされる…だけあって、他の打楽器より遥かにシンプルな構造である。

もっとも長い間に、箱は箱なりにいい音が鳴るよう工夫が重ねられてきた。それが今日のカホンの形である。

具体的には厚板(湿気などによる変形に強いので合板が多く用いられる)を底面と座面、側面に使い、打面のみ多少弾力に富み響きを得やすい薄板(これも合板のベニヤなどが多い)を張る。完全に密閉された箱にしてしまうと音の抜けが悪いので、側面の一部(普通は打面の反対側)にサウンドホールを開ける。

これだけでもう、ボンゴやコンガやタムタムの代用として充分以上に鳴ってくれるのだが、さらに一工夫して、打面の内側に鈴やギター弦、あるいはスネアドラム用響き線を仕込むことで、独特のバズ音(ビシャッ、というかバシャッというか、そういう音)が得られる。叩き方によってはスネアドラムのような音にもなる。

元々シンプルな楽器で、自作するにもヴァイオリンやギターや、あるいは本格的ドラムセットのようなテクニックも専用工具も必要としないので、DIY気分でカホンを作って楽しむ人も増えているようだ。また、そういう人向けに、自作用カホン組み立てキットが通販で入手できたりする。大手メーカーではマイネルのものが有名だ。

今回購入したのは大阪・十三(じゅうそうと読む)のカホン自作キット専門の楽器屋さん「PAN 打 Music」から出ている「PAN打ホン!組み立てキット」の姉妹品で「PAN打ホン!ちび」というやつ。
普通の「PAN打ホン!」が一般的カホンのサイズ(300×300×470mm)なのに対して225×225×250mmという、ほぼ立方体に近いミニサイズのカホンだ。

キット内容は底面、天面、側面×2(一枚にはサウンドホール開口済)、打面×2の各板材と、バズ音を出すための響き線、響き線を底板に固定するための三角桟、木ねじ、木工用ボンド、紙やすり、など至れりつくせり。
パーツ板材

板材の加工は全部済んでいて、打面にはニス塗り加工まで施してある。
サウンドホールの開いた側板ニス仕上げ済の打面

ドライバー(#2が適当)さえ用意すれば誰でもすぐにカホンが自作できる。箱のラベルには「組み立て対象年令六歳以上」と書いてあるから、まあいくら俺でも大丈夫だろう。

この「PAN打ホン!ちび」が面白いのは、打面が2面付いていて、片方には響き線が付くが、もう片方は何もないシンプルな打面であること。
つまり、片面ではスネアのように鳴らすことが可能であると同時に、もう片面を利用してキューバ式の「ボンゴカホン」としても機能するということだ。

スナッピーはカットされている
このようにスナッピーは途中でカットされていて、打面の裏側にワイヤーが数本(この場合は16本)もたれかかるように触れることになる。スナッピーワイヤーの当たり方を調整すればバズ音の具合も好みでコントロール出来るわけだ。

実際の組み立てでは、まず桟に固定したスナッピー(響き線)を底面に取り付け、この底面に側板を木工ボンドで接着して立てる。次に両側板の上縁に木工ボンドを塗布し、天板を接着し固定する。

仮組

すでにカホン組み立ての九合目までは登った。

ただ、この側板を底面に立てて天板を載せるというのが実に難しい作業で、接着剤だけで箱を組むのは至難の業だ。板の縦横、上下、表裏にも気を配り縁がずれないよう丁寧に組まねばならない。
バイスとかクランプとかの付属した、ちゃんとした作業台があれば、遥かに簡単に組めるはず。
うちの場合はそういう専門道具が無いので、平らなテーブルの上に新聞紙を敷いて、慎重に組んだ上から、書籍類を重石にして、接着剤が乾くまで1時間放置した。それでも多少の歪みやズレは生じるので、そこはそのうち暇を見てペーパーがけしてやることにする。

打面を取り付ける
大枠が乾いたら前後の打面をネジ止めしていく。なるべくはみ出さないよう、ヘリを合わせ、対角線に締める。もっとも、もとが歪んでいればどうしてもヘリがはみ出す。まあ、これも手作りの味的なアレだと開き直ることにする。

組立完了
二時間もしないで完成してしまった。
後ろにあるのが普通サイズのカホン。その大きさの違いがよく判ると思う。

さっそく試奏してみると、なるほどこれは確かにボンゴでありタムタムだ。中音から高音にかけて、柔らかみと温かみのあるサウンドが心地よい。
スナッピーを仕込んである方の打面も、ちゃんとしたバズ音が鳴る。安価な割に、良い材料を使ってくれているので、側面や天面も結構いい音で鳴ってくれる。

キットには一応フェルト製の「足」が付属している。子供が座って演奏するためのものなのだろうし、ボンゴカホンとして膝に抱えて演奏するだけなら特に必要も無いものだが、実は箱として結構強度が良いので、大人が座って演奏することも可能なのだね、この「PAN打ホン!ちび」は。だからまあどうせなら本格的に家具用のゴム足を着けてやればいいかも、と思う。いずれホームセンターで入手して実行しよう。

これだけでも充分満足できるけど、せっかく自作しているのだから、もうひと手間かけて、側面に塗装を施すのも楽しい。このキットは打面以外、素の白木合板なので、好きな色に塗ることが可能なのだ。




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