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利休にたずねよ

鑑賞日:2014年 1月某日 あべのアポロシネマ
2013年 東映/製作委員会
原作:山本兼一 第140回直木賞受賞作品
監督:田中光敏 モントリオール映画祭最優秀芸術貢献賞
脚本:小松江里子
撮影:浜田毅
音楽:岩代太郎

千利休:市川海老蔵
妻宗恩:中谷美紀
武野紹鴎:市川團十郎
織田信長:伊勢谷友介
豊臣秀吉:大森南朋
石田三成:福士誠治
山上宗二:川野直輝
楽長次郎:柄本明
古渓宗陳:中村嘉葎雄
高麗の女:クララ

某所で頂いた割引券で鑑賞。ちょっとだけ安かったので助かる。(コーヒー代ね)
鑑賞前に原作を文庫で予習。大いに感銘を受ける。パンフが豪華。
映像化は相当大変であろうと行ってみたら、実に豪華な美術・衣裳、さらには「本物の名物」のオンパレード。そこに加えて豪華な演技陣の見事なアンサンブル。地味になりがちな内容を二時間飽きさせずぐいぐい引っ張った。

海老蔵&團十郎親子の共演は、天下の名優、十二代目團十郎が2013年2月3日に逝去したため、これが最後となっている。それだけに、歌舞伎ファンにとってもこれは貴重な映像記録。今観ると、ちょっとしんみりしてしまう。故・勘三郎と七之助が出ていた「真夜中の弥次さん喜多さん」とは別の意味で。

とにかく、この映画では「極力、使えるところは本物で」という姿勢が貫かれており、現・裏千家も全面協力、また、京都の映画職人が精魂込めてこしらえた美術・衣裳・小道具の数々に加え、先にも触れた「本物の名物」の数々。初代長次郎作の黒楽茶碗をはじめ、海老蔵が実に見事な手前で流麗に捌く姿を観ているだけで心が満たされていく。

まあ、モントリオール映画祭の審査員たちが、思わず最優秀芸術貢献賞を与えた気持ちもよく解る。

原作のミステリー要素についても、シナリオをうまく処理して上手に映像化していたと思う。とにかくこの原作は構成の妙に尽きる。それだけに映像化が難しかろうと思っていたが、やはり本物の迫力が後押しした印象が強い。
俳優のキャスティングもよかった。伊勢谷の信長、大森の秀吉、福士の三成、皆ハマっていた。高麗の女を演じたクララも美しく、ストーリーに説得力を与えていたと思う。
利休の妻を演じた中谷美紀は、最近時代劇づいているが、どれも名演。本作でもなかなか重要なパートをうまくこなしている。終盤の見せ場では原作と異なる解釈での表現。これもまたイイネ、と思う俺。

ただ、ラストの秀吉の表現については一緒に観に行った弟が「蛇足」と切って捨てたが、俺はそうは思わなかった。原作は確かに美しく、ぴしっとした折り目が感じられる閉じ方であったが、実写映像作品では、あのまま終わるとなにかしらフラストレーションが残るはず。つまり「利休の謎」は解けても「秀吉の謎」がそのままなのだ。

そこを、この映画版ではニュアンスで伝えてくれているのだと思う。大森南朋はいい俳優だ。さすが麿赤兒のセガレ。(最初知った時、腰を抜かした)。

あと、やっぱり主役の海老蔵、本当にいい役者に育った。一時はどうなることかと心配したけど(笑)。勘九郎や七之助、亀治郎あらため猿之助の活躍、染五郎やら菊之助やら愛之助やら、歌舞伎界の未来はもう大丈夫、安心と信じてよいと思う。それぐらい、今回のエビちゃん、よかった。


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