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宮本製作所【剣聖 宮本武蔵 割込請合 大】

前に住んでいた町で、たまたま通りかかった駅前の金物屋で見つけたブツ。
剣聖宮本武蔵(割込請合 大)

宮本製作所 剣聖宮本武蔵 割込請合 大 肥後ナイフ
ハンドル:クローム ハンドル長:100mm
ブレード:SK材割込両刃 刃渡:75mm

我々の世代が子供の頃は、すでに「子供に刃物を与えない」という動きが、PTAと警察の協力体制のもと浸透しており、肥後守は禁止され、学校の購買部で買えたのは例の「ボンナイフ」という、カミソリをフォールディングナイフのようなスタイルにした身もふたもない代物だった。所詮は安物のカミソリだから、粗悪な鉛筆など削っていると簡単に破損して、肥後守よりかえって危険だった。NTカッターがブレイクするのはこのちょっと後だったと思う。
今にして思えば学園闘争が激化していく頃で、警察も本気で刀狩を推し進めていたのだろう。だから学生も仕方なく角材や石ころで武装して、それでも駄目だから鉄パイプや火炎瓶やピース缶爆弾へとエスカレートしていったんだろう。
先輩たちの世代が子供の頃はもっと牧歌的で、男の子なら誰でも筆箱やポケットに肥後守を忍ばせていたが、喧嘩に刃物を持ち出す輩は皆無だったと聞く。少年たちは卑怯者の誹りを受けることを最も嫌ったからだ。肥後守はそんな少年たちの矜持の象徴であり、我々世代の憧れでもあった。
この「剣聖宮本武蔵」は兵庫県三木市の、数ある肥後ナイフ専門の鍛冶工房の一つ、宮本製作所が造っている。
「肥後ナイフ」という呼び方は、商標登録の関係ですったもんだして「肥後守」を名乗れなくなったメーカー各社が、代わりに使い出した総称だ。実質的には、要するに昔ながらの肥後守なんである。
で、このクローム鞘の「割込請合」は宮本製作所のスタンダード版。今ではネット価格でも1000円するが、勝った時は840円だった。この値札は何年も店晒しになっていたものだろう。店のおっちゃんはそれをさらに700円にまけてくれた。ほこりをかぶっていたので箱が汚くなっていたのだ。
肥後守にもいろいろあって、値段も数百円から数万円まで幅広い。見た目は同じなのにその違いは何かというと、これがブレードの材質だったりする。
肥後守は基本カーボンブレードで、割込というのは複数の材料を打ち合わせて造る。刃の部分をサンドイッチするように、別の鋼材で挟んで打つ。材質によって見た目の美しさも、切れ味も、耐久性も、研ぎ易さも変わってくるそうだが、俺が買ったブツは安物でも充分よく切れる。上手に研いでやればさらによく切れる。
ただ、これは個体差なのかもしれないが、徐々にカシメが緩んできて、今では持ち上げただけで刃が開いてしまう。危険なので最近あまり使っていない。切れ味がいいだけに、実に惜しい事だ。
剣聖宮本武蔵は、あと数百円出せばもっと造りのよいものが手に入る。

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