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待合室の午後

寄る年波で病院には定期的に通うようになった。それでもこの総合病院というところは依然お年寄り(俺なんかより遙かに先輩方)の縄張りなんである。こうして待合室なんぞに座っていると、何というのか、肩身の狭い思いに囚われ、実に居心地が悪い。

だいたいここのレギュラーポジションを占めておられる方たちにしてみれば、俺のごとき若輩、単に不摂生がたたってファーム送りにされてきたという、要するにゴクツブシ扱いである。いたたまれないことおびただしい。

と、いったテキストも、やはり例によってポメラを広げて打ち込んでいたわけだが、そのときベンチの向かいに座っておられた70代前半とおぼしき紳士が「君、それはワープロですか?」と尋ねてこられた。

いえ、まーその、これは"ポメラ”と申しまして、ワープロのように自在に文書ファイルを管理することは叶わんのですが、パソコンで言うところのテキストファイルの形で、あくまでメモだけを書き綴るという、要するにテキストエディタをそのままハード化したような、ちょっと変わった機器なんでございまして…。

すると紳士は「なるほど、それでワープロより小さくまとまっているわけですね」と納得のご様子。「私なんぞは悪筆ですから、そういうのが手元にあると、ちょっといいかもしれないなあ」とうらやましげ。

「ワープロをお使いでしたか」
「ええ、パソコンはよくわかりませんが、キーボードはタイプライターの頃から馴染んでおりますので」
伺えば、ずいぶんローカル出版関係のお仕事で働いてこられた方らしかった。今は定年で、のんびりやっておられるとのこと。

「ちょっと触らせてください」

それはもう、俺などより遥かに洗練された指使いで入力された。

「目に青葉 山不如帰 初鰹」

「不如帰がちゃんと変換されていますね」
「一応、ATOKです」
「一太郎の?」
「ええ」

その後しばらく、ずいぶん興味深い会話をお付き合いいただいた。
「お仕事の最初の頃、つまりタイプライターの頃というのは、どういう入力方式だったのですか?」
「私の時は、最初は英文タイプだったんです。そのうち日本語文書もタイプで処理するようになって、会社でね、ローマ字入力を叩きこまれましたよ。ですからワープロも結構ね」

「ただ、昔は文章を書く、それだけのための道具というか、まあそういうものがあったわけじゃないですか。書の道具にしても、万年筆にしても、鉛筆だってそうですよ。そういうのは全部、自分でケアしなきゃいけなかった。そういうのが普通でしたね。それから機械化っていうんですか、タイプライターって、当時としてはかなりすごい機械だったと思うんです。私も夢中でしたね。和文タイプの開発があって、これが今のカナ入力の基本になっているのかなあ。それから技術がどんどん進化していわゆるワープロになったわけでしょう。ワープロでびっくりしたのは、書き直しができるっていうことでした。つまり文書の編集ですね。これは画期的でした。…ポメラもそれができるんですよね。ならこれは立派なツールですよ」

丁度、Windows95ぐらいの頃に、転職なさったという事なので、その後のデジタルツールの嵐のような変革は、あまり実感しておられなかったとのこと。

「タイプライターに比べるとこのキーボードは小さ過ぎませんか」
「いや、私、初期のワープロのポータブルタイプも使っていたのですが、これはむしろ打ちやすいですよ。ノートパソコンというのは私、経験がありませんが」
「ではパソコンはお使いになってらっしゃらない?」
「いえ、私、もっぱらこれなんです」

そう言って、紳士は愛用のスマホを見せてくれた。逆に俺の方がスマホに距離を置く、時代遅れのガラケー信者なわけだから、この邂逅はかなり皮肉なものに思えたのだった。

「でも、このポメラっていいですね。私も買っちゃおうかなあ」

紳士はいつまでも、ニコニコと俺のポメラDM10を撫でまわしていた。

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一攫千金

当たる当たるという触れ込みだったドリーム10が、もう全く、さわりもかすりもしなくて、意気消沈を通り越して怒髪天をついておる俺ちゃんです。

まー確かにねー、植木等先生も生前おっしゃっておられた通り、馬で金儲けした奴ぁ無いのと同様、ギャンブル全般、特に宝くじなんてーのは結局胴元が儲かる仕組みになっておるわけですな。

そうは言っても、やはり確かに当たる奴は存在しておるわけですよ。運営委員会が壮大な詐欺でも働いていない限りは。

昨日のロト6でも、いい線いってるようで、微妙に外してしまいました。

ロトで悔しいのって、こんなの当たるわけねーじゃん、っていうような並びでも、ちゃんと全国に一人や二人、当ててる奴がいるってことなんだよね。今回もきっちりキャリーオーバーゲットした方がおられるわけだ。おめでとうございます。

数字選択式、特にロト6の場合、一応アルゴリズムに沿った法則みたいのがあるらしくて、いつもそれを基本にして買ってはいるのだ。

1 前回と全く同じ並びは絶対来ない
2 前回出た数字の最低ひとつが引っ張りで表れる可能性は高い
3 数字が最低2つ連続する可能性が高い
4 末尾の数字が最低2つ重なる可能性が高い

あくまで可能性の問題だが、それでもこの法則に当てはまる当選並びが過去に多く出ているのは事実だ。

しかしながら、最近1ヶ月における数字は、あまりにも変速的に過ぎる。これが読めない。

ひょっとして運営側で、装置に新たな仕掛けを施したか、ボールの総入れ替えを行ったのか。

地方自治宝くじ買うより確率高いと思って始めたロトだが、なかなか前途は厳しいようだ。


オピネル【No.9】

アウトドア向けの調理用ナイフが必要になって手に入れたブツ。
オピネルNo9(カーボン)

オピネル No.9 カーボン フォールディングナイフ
ハンドル:天然木 ハンドル長:115mm
ブレード:炭素鋼 刃渡:90mm

キャンプやハイキングに持っていく包丁ってどうしてます?
自分の場合、台所用の包丁を新聞紙でくるんで、それをまたタオルでくるんで、リュックの中の荷物と荷物の間に埋め込んで、という具合に万全を期すわけだけど、それでも行き帰りの交通機関の人ごみの中で荷物を突き破って出て来たらどうしようか、と気が気ではなかった。

まあそういうストレスと無縁なのがスイス・アーミーナイフのようなフォールディングナイフなわけだけど、あちらはあくまでポケットナイフであって、いかに切れ味が良くともメインの調理器具としてはやや小さい。「キャンパー」のラージブレードで刃渡り60mm。「ティンカー」になると55mmしかない。せいぜいチーズやソーセージを切り分けたりといったところだろう。もうちょっと本格的かつ安全に肉や魚や果物をカットするにはそれなりの刃渡りが必要になってくる。

オピネルはおフランスの大衆向けフォールディングナイフ。「フランスの肥後守」とか呼ばれることもあるようだが、こちらは工作向けというよりあくまで調理用ナイフだ。金属製のリングストッパーが付いていて、不用意にブレードが開閉しないようになっているところも肥後守とは設計思想が根本的に異なる。

ハンドルは天然木。まあ、ブナなどの安くて軽い材質だ。加工もし易いのでネームを掘ったりランヤード用の穴を開けたりも可能だ。

ブレードはカーボンスチール。切れ味が落ちても簡単に研げる。研げば恐ろしく鋭利になる。ただし錆びやすい。使ったら必ず洗う。洗ったらしっかり乾かす。まあ、ダメになっても元が安いのでそれほど苦にならない。むしろ肥後守同様、ナイフの使い方と研ぎの練習にガンガン使ってやればいいだろう。錆びを気にせず気楽に使えるステンレスブレードの物も出ている。

オピネルの製品についている番号(俺が購入したのはNo.9)はサイズを表している。数字が小さくなるほどナイフも小さく、大きくなればサイズも大きくなる。No.9は使い勝手と利用範囲の広さのバランスが最もいいと俺などは思うが、No.8の方が使えるという人も実際には多い。好みと使い道なんだろうが、俺の場合、小さいのはスイス・アーミーナイフがあるから、というのもあるんだよねー。

おフランスではオピネルなんて生活雑器の感覚らしく、一人暮らしの貧乏学生とか貧乏留学生の持つものというイメージらしい。日本だけなのかな、オピネルがこんなに人気高いのって。

山道具としてはツールナイフ派と、オピネルで大中小揃えて工具はレザーマン、という派があるみたいですな。俺的には、たとえばメインブレード(調理用)にオピネルのNo.9ないし10。サブツールとしてビクトリノックスのソルジャーかファーマー。鉈とかそういうのは、多分必要ないフィールドでウロウロしてるんだと思う。

いずれにせよ、オピネル・カーボンのシリーズは使い込んでこそ味が出るお道具だと思う。
研ぎと錆びが面倒なら同じサイズでステンレスのシリーズも充実していることだし。気楽に使うのがオピネルなんだと思う。

からあげがアツアツだ

今、なんだか急にからあげがブームになってるね。マスコミでもいろいろ取り上げられてるし、レシピなんかも盛んに公開されている。

しかし、からあげっていうのは、あれで結構難しいもので、プロでもなかなか上手においしく揚げるのは至難の業だ。俺もバイト学生時代に飲食店でからあげ作ってたからよく解る。

我が国では1970年の大阪万博の頃にアメリカ風フライドチキンのケンタッキーが上陸して、今でも根強い支持を得ているね。
でも今回、全国的に注目されているのは、九州・大分県でずっと食べられていたご当地グルメとしての唐揚げだ。

あんまり分厚い衣がついているやつじゃなくて、素材の鶏そのものに絶妙な下味がついていて、外はカリッと、中はふわっとジューシー。くどさは無く、後を引く美味しさ。
そういう大分のからあげ屋さんが、どんどん北上してきて、今や日本のあちこちで大分のからあげが食えるようになった。うれしい。

このブームの裏で暗躍する闇の組織こそ「日本唐揚協会」という団体。
さぬきうどんの「麺通団」やカレーの「カレー番長」のように、からあげを心底愛するあまり、からあげの素晴らしさを全国的に布教しようとの決意に燃えた、まあ要するに唐揚げファンのサークルが発展したものだ。
大分だけでなく、全国津々浦々のからあげネットワークというか、食べ歩きマップを作成し、からあげカーニバルやからあげグランプリといったイベントも主催している。
ここの大活躍によって、まず大分のからあげに注目が集まり、多くの店舗が本格的に全国展開を始めたというわけだ。

大分からあげの基本は、良質の国産鶏肉をじっくり秘伝のタレに漬け込み、注文を受けてから粉をはたき、しっかり二度揚げする、という、実にシンプルで真面目な食い物だ。
そのクオリティに比して価格が安いこともあって、この人気は末永く定着するものと思われる。

大分・福岡あたりにはからあげを生業とするお店が実に数多く存在する。ルーツ的には戦後九州に根付いた中華料理のお店が出していた唐揚の製法が基本らしい。これが各店の創意工夫によって、日本人の味覚に合ったおいしいからあげに発展する。

塩味を基本にしたものや、醤油だれに漬け込んだもの、フルーツを隠し味にしたもの、にんにくや生姜の風味をきかせたもの、唐辛子のパンチをきかせたもの、など様々であるが、基本はカリッとふわっとジューシーなからあげだ。

俺の住んでいる地域にも最近どんどんからあげのお店が増えていて、これまでスーパーの総菜売り場か、たまにケンタで買って来るだけだったのが、俄然チョイスにバリエーションが出た。
特に今年に入ってから、大分・宇佐の人気店「とりあん」のチェーン店が、徒歩3分のところに出来た。持ち帰り専門、売り切れ御免の潔さで、常にサクふわジューシーな絶品からあげを提供してくれる。味付けがまた絶妙。
この店舗は100グラム単位で売ってくれるので、一人用のつまみやおかずの買い足しにも丁度良い。100グラムってかなりの量になるからね。
骨付きぶつ切り220円・骨なしモモ260円・骨なしムネ220円(それぞれ100グラムあたり)と大変安い。他にも手羽先240円・なんこつ250円・すなずり260円がラインナップされている。

仕掛人の日本唐揚協会からは大分を中心としたからあげ名店マップや、全国からあげ優良店のガイドブックを出している。ゆくゆくは世界のからあげをレポートしていく予定だとか。「日本のからあげが世界を変える」とか協会のオフィシャルサイトでぶち上げているが、からあげも大変な事になってきたものだ。


ビールもいいけどお酒もね

日本酒が好きだ。

まあ、酒なら何でも好きに違いないが、とにかく日本酒はいい。冷やしても温めても旨いから、年中無休で楽しめるのがいい。
またこの日本酒というやつ、食い物の味をぐっと引き上げてくれる。食い物に合わせて甘口、辛口と楽しめるのもいい。別に和食に限らず、案外洋食にもいけるのが日本酒のすごいところだ。

新潟の新発田に菊水酒造という蔵がある。埼玉や高知にも同じ菊水という蔵があるそうだが、こちらは全く無関係。

で、この新潟の菊水が出している「ふなぐち一番しぼり」という酒が秀逸だ。
別に吟醸酒というわけではなく、いわゆる本醸造酒なのだが、その名の通り、清酒を酒粕と分離する酒槽(さかふね)から最初に出る「ふなぐち」の一番搾りを、生原酒のまま火入れせず容器に詰めたもので、かなりエッジの立った鮮烈な味わいがある。度数も19度と、一般の日本酒より高い。

甘い辛いの分類はこの酒の場合意味が無く、ひとことでいうなら「濃い」のである。

生酒なので、容器のまま冷暗所で寝かしておけば、熟成が進んでさらに濃い味に育っていくそうだ。もっとも、そこまで待ちきれないので、大抵は買ってきてすぐ飲んでしまうのだが。

飲み方は冷酒、あるいはオンザロックが推奨されている。
確かに新酒独特のフルーティで爽やかな香りは冷やして飲むのに適している。

刺身にも当然いけるが、天ぷらや鰻など、こってりした料理にも負けない力がある。豚肉のしょうが焼きや、とんかつ、焼き肉なんかにも充分太刀打ちできる酒なのだ。

俺はこの蔵のファンなので、メルマガ会員登録をしている。先日、菊水酒造からメールが来て、ふなぐち発売四十周年とかで、記念にふなぐちの200ml缶を会員限定で2本差し上げたい。ついては宅配便で差し上げるのがいいか、社員が直接お伺いして手渡しさせていただくのがよいか、どちらにしましょう、と尋ねてきた。

直接って、そんな。
メール会員が何人いるのかは知らないが、会社だって忙しいだろうに、大丈夫なのだろうか。

わざわざ新潟から来ていただくのも申し訳ないので、宅配便でお願いしたのだが、この蔵の、こういう真面目なところも大好きなのである。


コロッケとアジフライの食べ方

いろいろ健康上の都合で、近頃めっきり、食卓に揚げ物が上ることが少なくなった。
しかしこれから夏場を控えて、ビール並びに発泡酒、第三のビールなど、要するにホップの味がしてしゅわーっとするやつを飲む機会が増える。そうなるとおかずはやっっぱり芋関係と粉関係と肉関係にならざるを得ない。
若い頃のように大量に摂取するわけにいかないが、たまには揚げ物に代表される油脂分も少しは摂らねば力が出ない。

ビールに合う揚げ物といったらそりゃトンカツとかチキンカツとかエビフライとか唐揚げなんかがぱっと頭に浮かぶ。が、ここはあえてアジフライとコロッケを推す。コロッケはもちろん挽き肉入りの小判型じゃがいもコロッケ。お肉屋さんの定番だ。
こいつらはなんたって安いし、出来合いのものがスーパーの惣菜売場ですぐ手に入る。しかも店による味のばらつきが少ないので、そこそこ満足できるというのもポイント高い。
冷めていても食えるが、ここは一手間温め直す苦労を厭ってはならない。
すべての面倒は旨いビールのためにあると心得よ。

さて本文はタイトルにもあるように「食べ方」であって「作り方」ではない。レシピブログと間違えて来た人、ごめんなさい。

よほど凝るのであれば、天ぷら鍋に油を熱し、揚げ直してやるのがいいだろうが、油の温度が高すぎるときつね色を通り越してたぬき色になる。焦げ臭くて旨くない。
さっと用意してすぐビールを飲みたいわけだから、ここはもう少しお手軽に、オーブントースターを利用する。
電子レンジでもいいだろうが、衣のサクサク感を求めるのであればやはりオーブントースターだ。
機種によっては調理用金属プレートがおまけについているだろうし、無ければアルミホイルを網の上に広げればいい。クッキングシートを敷いて焼けば、余分な油がそちらに吸われるのでヘルシーだ。180度で5分も温めてやればサクサクの熱々、揚げたて食感がよみがえる。

さてここで、温め直した揚げ物に何をかけるのか、である。
なんでもかんでもソースという男らしさも捨てがたいが、たとえばアジフライの場合、レモン醤油という選択肢も有りだ。カットレモンをぎゅっと絞って醤油をかけて喰らう。白飯が欲しくなるところだ。ポン酢醤油も有りだがここはシンプルなレモン&醤油を推奨したい。好みでタバスコなど振ると益々ビールの友として際だつ。

コロッケの場合、揚げたてであれば何もかけずそのまま頬張るのが作法だが、温め直したコロッケを家で飯のおかずや酒の友として食す場合、やはりソースが欲しくなる。

今ふと思い出したが、学生の頃、友人との帰り道、商店街のお肉屋さんで熱々のコロッケを買い食いしたものだった。あれは何もつけずにそのままはふはふと食っていた。あまりに熱かったので友人は一口食ったところでコロッケを落としてしまい、呆然と立ちすくんでいた。俺が「一口食うか」と礼儀上尋ねると「い、いらねーやい!」と意地を張る友人だった。さておき。

コロッケには何をかけるかという話だ。アジフライ同様、レモン醤油が意外な旨さを醸し出すが、今回はオーソドックスにソース。

ここでもとんかつソースなのか中濃ソースなのかウスターソースなのかで意見が別れるところ。飯のおかずであればだぼだぼのウスターソースに浸してごはんに埋めて味がしみたところで掻き込むという、椎名誠直伝の食い方がもっとも正しい。しかしビールの友となれば多少とろみのある中濃ソースかとんかつソースが好ましい。うちでは大阪の地ソースでヒシ梅のタマリソースというのを愛用している。まろやかで激ウマ。

付け合わせには断然キャベツが合う。近頃はスーパーで千切りキャベツがパックになって売られているが、大阪の串カツ屋でよく出てくる、葉っぱをはがしてちぎっただけのキャベツそのまんまのやつをバリバリ食うのが、フライもののつけあわせとして一番豪快で手間がかからない。コロッケの皿の脇に広がっているソースをつけてバリバリやってもいいし、何もつけず口直しとして食うのも旨い。

ナイター中継が始まる直前に帰宅しても、これなら余裕で間に合うね。

ポメラのケース

ポメラの筐体はしっかりしていて、強度もなかなかのものだ。質感についても実に高級感がある。大きさは文庫本よりやや大きめ。ポケットに入れるにはデカいが、バッグに入れても邪魔にならないサイズ。

そんなポメラにケースは必要か、というと、まあぶっちゃけ在っても無くてもいいと思う。
バッグから取り出してすぐ書き始める、というコンセプトに照らせば、バッグには裸で入れておくべきだろうとは思う。ノートPCや携帯電話をわざわざケースに入れてからバッグにしまう人が少ないのと同じだ。
しかしたとえば、オフィスの自分の席からポメラだけ持って会議室のブレストに参加するとか、昼休みに近所の喫茶店でブログのアイデアをメモる、といったようなシチュエーションでは、わざわざバッグごと持ち運ぶより、何か適当なケースに入れて行くという使い方も充分有りだろう。

ポメラを万年筆やボールペン&メモパッドであると考えれば、ポメラ専用ケースはペンケース、筆入れに相当すると言えば分かりやすい。

ポメラDM10のために用意された専用ケースには、革製ケースDMC1・ソフトケースDMC2・セミハードケースDMC4が存在する。このうちもっとも大げさでなく、本体にフィットしていてかさばらないのが革製ケースDMC1だろう。革製とは言っても、オール皮革ではなく、ナイロンのブックカバーのような簡単なケースの、背面と蓋部分に革製シートが貼ってあるという体裁だ。サイズ的にはコンサイスの英和辞典を一回り大きくした程度で、持ち運びには何ら問題なし。
ポメラ自体がちょっと厚めの文庫本サイズだから、このケースに入れると、丁度、京極夏彦の文庫版くらいのサイズになる。まあ、片手で持てるギリギリサイズだね。
全体の色は黒。蓋部分のふちには赤のレザーが貼られている。シンプルで格好いいデザインである。こういうのを見るとつい欲しくなるタチなので、結局ケースもネットで購入してしまったのだった。

さて、ポメラ専用ケースを扱っているネットショップのレビューを見ると、実に多くのユーザーが「ポメラの革ケースDMC1は臭い」と文句を述べておられる。
このケースに用いられている革が「リサイクルレザー」という材質であることも関係しているのか。前後するが、届けられたケースに「本製品はリサイクルレザーを使用しています。そのため独特のニオイがいたします」なるお断りがはさまっていた。ずいぶん苦情があったのだろうな。

リサイクルレザーというのは「革製品の加工工程で出た廃材となる革チップを再加工したレザーシート」だということだ。再生紙とかチョップ肉とかそういった感じだろうか。

俺はどちらかというと、そういった匂いは嫌じゃない方で、むしろ革の匂いには好感を持つ。というかむしろトキメク。どれだけ臭いのが届くのかとわくわくしながら待っていたら(どういう匂いフェチか)何のことはない、きわめて普通の革製品の匂いだった。
ソムリエ風にたとえるなら「愛らしい少女の背中で揺れる新品のランドセルの薫り」みたいな。
これが嫌なら革ジャンも着れないし革靴も履けない。革の財布も使えないということになってしまう。
オーケー、問題なし。

ゴムのベルトで留める形式の蓋についても、ちゃちいと文句を言う人が多いようだが、すぐ取り出してすぐ書くためのケースと考えれば、これはよく考えたものだと思う。
また、このゴムのベルトが「これはあくまで文具です」と主張しているようでもあり微笑ましい。

ポスト・イットノートは確かにあまり意味があるとは思えない。こういうおまけをつけるのなら、キーボードのショートカットキーの一覧でも付録に付けて欲しかったところだ。

総じてこのポメラDM10専用革ケースDMC1はスタイリッシュで使いやすく、買って正解。ポメラのマニュアルブックや会議資料やその他を一緒に携帯したい向きには、ちゃんとしたポケットのあるソフトケースかセミハードケースの方をお勧めする。DMC1のポケット(ポスト・イットノートが挟まっていたポケット)はサイズが小さく、名刺程度しか入らない。なのでとりあえず、ポメラのショートカット一覧をマニュアルからコピーして挟んでいる。

ポメラのどこがすごいか ポメラDM10

ぶっちゃけ、今度のブログの下書きに使おうと思って購入したポメラDM10なわけだが、これがもう想像していた以上に使い勝手がよいですな。

これまでポメラを紹介し、誉めそやしてきた数多のサイトがすでに言及していることではあろうけれど、あらためて確認。

一番すげーのは起動の速さだわな、やっぱし。
だってたとえば電車の中でカバンから出して蓋開けてキーボード開いて電源ボタン押して書き始めるまでに実質1分かからんですよ。これがノートパソコンだったら、たとえ一番軽いメモ帳ソフト使うにしても、立ち上げてからソフト起動まで一体何分かかるんだっちゅー話だ。

もちろんノートの場合、他にもToDo調べたりメールチェックしたりいろんなことを平行してやるんだろうけど、しかしこの際、文章入力のみに限定した場合、バックドアソフトのほぼ全部がじゃまだよね。ネットも使わないのならウィルスチェックも全く必要ないわけだし。

そういうの全部スルーしてこその超速起動(チョッパヤ)なんだよね。

で、さらにすげーのが撤収スピードの速さ。ノートパソコンの場合、降りる駅が近づいてきたら早めに入力中のファイルを保存して、アプリケーションを閉じて、OSを終了させなくちゃならない。まあ、実際そんなこんなで電車乗り過ごした人も少なくないはず。

ポメラだとそういうの一切気にする必要なし。ただ、キーボード閉じてディスプレイ閉じて、ポメラをしまえばいい。それで自動的に電源も切れるし、もちろん編集中のファイルも保持される。次に開いたとき自動的に編集画面に戻れる。だから駅に着いてドアが開く寸前まで入力できるし、なんだったら閉じないでそのまんま片手に持って降りればいい。ポメラってすごく軽いから。

最後にこれ忘れちゃいけない。

ポメラDM10の電源は単4乾電池オンリー(アルカリ電池推奨)。
日付・時計機能とか本体側メモリのバックアップとか用にボタン電池(リチウムコイン電池CR2032)も併用するが、基本は単4乾電池2本のみ。
DM20ユーザーは充電式乾電池とか使ってるみたいだけど、このDM10ではアルカリ単4電池一本槍のいさぎよさ。※実際はDM10でもエネループとか使えるみたいだけど、電池の切れ際にファイルが自動保存されない危険性もあったりなかったり、との事。早めの充電を心がけるなら問題ないか。

まあ、心配しなくても普通のアルカリ単4電池2本で、たとえば2時間キー入力、2時間待機状態という場合で連続20時間の使用が可能だとのこと。

さらにオートパワーオフ状態では約400時間、パワーオフ状態なら、約1500時間大丈夫だという報告が上がっている。

今どき、単4アルカリ電池くらいコンビニでも駅の売店でもすぐ手に入るし、わざわざ予備電池を常時携帯するにも及ばないし、充電なんかも気にする必要は実質皆無。

こういうのもPCだと絶対無理。

ブログ対策 ポメラDM10

ついにポメラを買ってしまった。しかも、高スペックの後継機が新発売になっている今更、あえての初号機、DM10である。

このチョイスにあたっては、やはりいくつかのポイントがあった。
1 あくまで用途はテキストエディタに限定すること
2 周辺バックアップ機器についても最小限シンプルに整えられること
3 コストパフォーマンスを優先すること
4 PCとの連携は折り込み済みであること

などである。そうした事柄をふまえて、やはり基本スペックとのバランスに秀でた初号機をチョイスしたというわけであった。

というのも、登場当初2万円以上していたポメラDM10が、今や実勢価格6千円切っているのだねー。もちろん新型機種がどんどんリリースされている現状に即しているわけだが、それでこそ「メモ帳特化」という本機の面目躍如たるところ。実際、ネットブック、ミニノートがどんどん価格破壊されている現状、こうした「隙間アイテム」の価格設定というのは結構微妙なものがあろうかと思う。

しかし今回の大幅値下げ。そもそものポメラの存在意義というか、ポリシーに共感しているこちらとしては、これぞまさしく千載一遇のチャンス到来。さっそくネット購入に至った次第。専用ケース込みで1万円切ってしまうのだから、これは買わねば。

というわけでネットショップで買いました。ポメラDM10と専用レザーケースDMC1。液晶保護シールは最初ちょっと思いつかなくて、後から追加注文したのでその分送料が余分にかかったけれど、まあそれでも全体で、全部トータルでも1万ちょいで納まってるし。これって素晴らしい。

で、使ってみての感想。後継機で盛り込まれている機能というのは、あくまでノートユーザーや携帯ユーザーの不満に応える形でのリリースではないのかということ。メモ書くだけなら、どっちみちあとでPCにファイル移動するなら、性能的にはこれで充分だと思うのですな。

ちょっと気になって、大型家電店でDM20とかDM5とか触ってみたのだけれど、正直なところ「初心忘るるべからず」という言葉を送りたい。

階層型フォルダ機能とか、別にさっさとPCにデータ転送すればいいだけの話だし、実際細かいテキスト編集はPCで行う方が望ましいわけだ。むしろポメラのキモは、思いついたときすぐメモれる、ということにつきるのではないか。しかも携帯の親指入力より早く、大量に。

そういえば以前は携帯のメモ機能から親指でちまちま、少しずつ自宅のデスクトップPCにメールで覚書を転送していたのだった。こうした面倒な作業が、ポメラでとりあえずメモって、あとでPC上でじっくり校正できる、という使い方が俺の場合とても重宝しているわけであります。

やはり、腐ってもポメラ、というより、初号機全然腐っていません。むしろ現役ナンバーワンかと。

この記事も蕎麦屋の席でDM10で書いて、後でPCで推敲した。いやー、使える。特に俺のような長文派にとって、こうしたツールは欠かせないですな。

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